バズリズムTOP10入り!今注目の若手バンド【緑黄色社会】の魅力とは?
日テレ系で放映されているTV番組「バズリズム」(毎週金曜日・24:59~ O.A.)で、毎年年始に発表される「今年コレがバズるぞ!BEST10」。
TOP10のランキングは以下なのですが、その中に僕の好きな「緑黄色社会」も入っていました!
初めて聞いたという人も、名前だけは知っている人も、より魅力を知って聴いてほしいので、今日は緑黄色社会について紹介してみようと思います^^
1. 「緑黄色社会」とは?
「緑黄色社会」は、2012年に結成された愛知県出身の4人組バンドです。
メンバーは、写真左から小林壱誓(Gt/Cho)、peppe(Key/Cho)、長屋晴子(Vo/Gt)、穴見真吾(Ba/Cho)の4人組。
2012年に結成し、2013年に10代限定の音楽フェス"閃光ライオット"2013のファイナルに出場を果たす。
2017年に1st Mini Album「Nice To Meet You??」を発表し、11月から東名阪のワンマンツアーを敢行。2018年に1st Full Album「緑黄色社会」をリリースしている。
まず、「緑黄色社会」というバンド名が、なんとも引っ掛かりがありますよね(笑)。このバンド名は、メンバーの聞き間違いで決まったそう。
"小林壱誓(g、cho) バンド名を決めるときに長屋(晴子/vo、g)が野菜ジュースを飲んでたんですよ。それを見てなんとなく「緑黄色野菜」って言ったら、メンバーが「緑黄色社会?」って聞き間違えて、そのまま決まりました"
略称は「リョクシャカ」です。バンド名から、一体どんな音楽を鳴らすバンドなのか?!と非常に気になっちゃいますね。
あとは、彼らの年齢の若さにもびっくりです。現在いわゆる「邦ロック」のシーンで活躍するバンドは20代中盤~40代くらいが多いですが、彼らは20代前半。最年長の長屋が23歳、最年少の穴見は20歳です。この後詳しく紹介しますが、「本当に20歳?」と思うほど、パフォーマンスや楽曲のレベルも高いと思います!
バンドとしての聴きどころは実際に曲を聴いてもらった方が分かりやすいと思うので、まずは彼らの代表曲を紹介していきましょう!
2. 「緑黄色社会」を初めて聴く人におすすめしたい3曲
個人的に「どんな曲を最初に聴くか?」で、そのアーティストにハマるかどうかはだいぶ違ってくると思っています。だからこそ、最初に聴く曲は重要ですよね。
緑黄色社会にまだ出会ったことがない人に、「この曲を聴け!」という3曲をセレクトしてみました。
①大人ごっこ
1曲目は「大人ごっこ」です。自分はこの曲でハマりました。想いを寄せる人とのデートの帰り、手を触れたい、もう少しこのままがいいと思う女の子の切なさを歌った曲です。この曲の良さは、4人の作るバンドサウンドをしっかりと味わえるところと、その歌詞にあると思っています。
曲の中で特に目立っているのはキーボードで、ど頭から切ない曲調をよく演出しています。とはいえギターやリズム隊のバランスも非常によく、バラードながらもどの楽器にも見せ場があります。Cメロ後のラスサビが、ドラムもキマっていてテンションが非常に上がりますね!(ライブだと、特に「キタ!!」って感じです)
この曲の歌詞については後程触れますが、20歳前後の若手バンドとは思えないほどリアルで、共感できて素敵です…!
アルコールがかけた
魔法解ける前に
その手に触れてしまいたい
なのにまだとぼけていたい
言葉にしなくちゃ
届かないけど
言葉にしたら
失うものもあるよ
あのね
また言えなかった「大人ごっこ」 詞・曲:長屋晴子
②Bitter
2曲目は「Bitter」です。この曲は1st Mini Alubum「Nice To Meet You?」の中の1曲。AbemaTVの恋愛リアリティーショー「恋愛ドラマな恋がしたい」の主題歌にもなっている一曲です。恋リア好きの方は、聞き覚えがあるかも?
この曲の良さは、なんといってもポップさと爽やかさ。しっかりとしたバンドサウンドが持ち味の緑黄色社会ですが、サビはシンセサイザーと打ち込みを多用して跳ねるようなメロディを作っています。また、長屋のナチュラルなボーカルに女声のコーラスが透明感を出していて素敵です。
この曲は特に、1番のAメロは落ち着いた始まりになり、サビで打ち込みやコーラス等音数を増やしていく構成になっています。アレンジにメリハリがあり、耳に残りやすい一曲だと思います!恋する女の子の駆け引きがテーマなので、歌詞にも注目して聴いてみてください!!
揺らしてみて
溶かしてみて
これ以上の驚きで
試してみて
騙してみて
声聞かせて
笑ってみせて
まだ知らないこと教えて
近くにきて
顔を見せて
なんて言えちゃうような強さなんかなくて
このままじゃ特別にはなれないね
埋めたいな占めたいな頭の中を全部
私だけにしたい「Bitter」 詞:長屋晴子・曲:peppe/長屋晴子
③Re
3曲目は「Re」です。この曲は、それほど有名ではないかもしれませんが、隠れた名曲だと思います!前の2曲とは違い、ミドルテンポでかつ壮大な印象のあるバラードです。
この曲の魅力は、何といっても歌詞だと思います。「Re」(再び)というタイトルにもあるように、すれ違ってしまった二人が、きっとやり直せるという確信を歌った一曲です。すれ違いが恋なのか、仲違いなのか、どちらとも取れそうですね。
長屋が、曲に込めたメッセージを一人ひとり届けるように丁寧に歌い上げる姿は、ライブでも圧巻です。是非、ライブでも聴いてほしいと思います!
3. 「緑黄色社会」の魅力とは?
ここまで3曲を紹介してきましたが、ここで自分の考える緑黄色社会の魅力について書いてみたいと思います。(いろいろな意見があると思いますが、あくまで自分の意見ということで…!)
・POPなメロディとナチュラルな音を生かしたアレンジ
どの曲を聴いても感じると思いますが、メロディはキャッチ―で馴染みやすく、POPさがあります。ボーカルである長屋の声と非常にマッチしていて、素敵ですね!
そして、アレンジも大好きです…!ベース・ドラムのリズム隊の演奏技術は上手だと思いますし(よく聴くとベースラインが難しいと思います)、ギターやキーボードの音も凝りすぎずナチュラルで聴きやすいです。それでいて何度もリピートをしたくなるのは、ひとえに一曲一曲の完成度の高さではないでしょうか。
・歌詞で歌われているのは、「等身大の女の子」の想い
変に意味深長な言い回しは少なく、歌詞には等身大の女の子の想いが溢れています。実は幸せ100%の歌が結構少ないような気もするのですが(笑)、そこがまたいい!特に女子は、過去の恋愛や今の好きな人を思い浮かべて切ない気持ちになってみてほしいです。
私 あなたの前ではずっと笑って
それ以外の顔出せなかった
別に無理をしていたわけじゃないのに
あなたがいない場所であなたを想うと
いつの間にか涙がこぼれて
この恋がニセモノだって やっと気づいたの
「またね」 詞・曲:長屋晴子
これといって辛くもない
命を捨てたい訳でもない
だけど何かが足りない
無駄に悩んで損して
馬鹿みたいに落ち込んだりして
暗闇の中必死に 探す 探す 探す
「それなりの生活」 詞・曲:長屋晴子
4. さいごに
若年層の心を捉えれば一気に知名度が拡大する昨今の邦ロックシーン。今年は、なんとなく緑黄色社会が大ブレイクしそうな気がします。とりあえず、ワンマンツアーや野外ライブ、新曲リリースが今から楽しみです!^^